見えにくい・・就活の始まる時期とスケジュール
就活は大学3年から始まるということを何となく理解していても、詳しい内容は意外と分かりません。
就活経験者の先輩たちに聞くと、早めにできれば早めに手を付ける方がいいよと実にあいまいな言い方です。
就活は本当にいつ始まるのか、どのようなスケジュールになるのか、これから就活する学生にとっては非常に気になる所でしょう。
就活の始まり、スケジュール、そしてスタートしてからやるべきことなど知識を持っておくべきです。
一般的に知られている「就活開始時期」は嘘?
一般的に就活は大学3年の3月に企業エントリー開始、4年になって6月に採用選考スタートでしょ?と思っている学生が多いです。
経団連によると新卒採用時期はルールが定められていて、「学生の学業に支障がないスケジュールで行うように」と配慮を求めています。
それでも実際には沢山の企業がこのスケジュールよりも早めに採用選考をスタートさせているのです。
就活志望者における就職内定率の推移というデータをみると、本選考スタートといわれている6月の時点で60%以上の学生が就職内定を1社以上持っているという結果が出ています。
つまり、一般的にいわれている6月採用選考スタートではなくその前に採用選考が始まっていることが見えてくるのです。
6月採用選考開始は学業に支障がないようにというルールを表向きに守るためのもので、実際には80%以上の主要企業が採用選考を開始しているということを理解していなければなりません。
本当の就活の開始時期とは
6月採用選考ではないのなら、本当の採用選考時期はいつになるのか、外資系企業を見てみます。
大学3年の5月から7月くらいにサマーインターンシップエントリー選考があり8月から9月にサマーインターンシップの実施、10月から企業説明会と企業エントリーが開始です。
11月になると採用選考開始となり、すでに大学3年の12月から2月には内定が決定しています。
外資系の場合にはインターンシップにおいて優秀な成績を残した学生に本施行過程を短縮できる選考パスチケットを与え、事実上の内定を与えることもあるのです。
外資系企業の場合、サマーインターンシップへの参加がカギになるともいえ、非常に早い内定選考となることを意識すべきといえます。
ベンチャー企業も同じようにサマーインターンシップの成績によって事実上の内定を決めたり、早期選考を行う事が多く、早めに内定者が決定する傾向にあるようです。
どの企業においても、3年の5月くらいから選考準備が始まると考える必要があり、つまり3年になったらすぐにでも就活準備が必要と考える必要があります。
3年になってから就活にすぐ動き始めるためにも、1年、2年時にできる限り単位をとり、3年になった時には楽な状態にしておくことが望まれるのです。
大学に入って1年から2年でしっかり単位を取得し、3年最初から就活への臨戦態勢に入るという気構えが必要になります。