治安のいいリゾート地マルタ
英語というのは、日本国内で学んでいてもなかなか上達しないものです。
日本で暮らしていれば、当たり前のことですがどこに行っても日本語が通じるので英語を話す必要性がまったくありません。
このため、教室から一歩出てしまうと英語とは縁のない生活になってしまうわけです。
短期間で英語力を身につけたいというのであれば、やはり海外留学がいちばんです。
英語を公用語としている国に留学すれば、バスに乗るのでも食料品を買うのにも英語を話さなければなりません。
毎日こういった事態に直面することによって、自ずと英語の力が身についてくるわけです。
留学先の国についてはイギリスやオーストラリア、アメリカ、カナダなどが一般的ですが、最近人気が急上昇しているのがマルタ共和国です。
マルタはイタリアにほど近い島国で、マルタ島とゴゾ島そしてコミノ島から形成されています。
シチリアにも近いマルタは治安が良いことで有名です。
ですから女性一人の英語留学にもおすすめの場所です。
夜遅くに一人で出歩かない、人混みではバッグを抱えるように持ち、ポケットなどから貴重品をスラれないように十分注意するといった注意はもちろん必要ですが、他のヨーロッパの国と比較してもセキュリティがかなりしっかりしているのでそれほどの心配は要りません。
リゾート地にしては物価が安い
もうひとつ、マルタが人気の理由は「物価が安い」ということです。
ヨーロッパ中から観光客が集まってくるリゾート地のわりには物価がリーズナブルで、日本とほとんど変わらないくらいです。
毎日外食をすると、ランチが1,000円〜1,500円とけっこうお金がかかりますが、自炊をするとかなり安く上がります。
ベーカリーで売られているピザなども1ユーロ前後ですから、これにサラダを作っても食費はあまりかかりません。
語学学校の学費も良心的に設定されているところが多く、イギリスやアメリカと比較しても2割程度安めの学校がほとんどです。
ヨーロッパの人と交流できる
ヨーロッパでは英語を公用語としている国は少ないため、英語留学を目的でマルタに来るヨーロッパの人もたくさんいます。
ですからヨーロッパのさまざまな国の人たちと交流したいと思っている人には理想的な留学先ということができます。
学校の寮やルームシェアで一緒に生活するチャンスがあれば、各国のお料理によるホームパーティーなども楽しめます。
マルタには歴史的な遺跡もあるので、ヨーロッパの人とお友だちになってあちこち見て回るのも楽しいものです。
首都のバレッタは都市全体が世界遺産として登録されていますし、ハル・サフリエニ地下墳墓と巨石神殿群も見ものです。