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失敗しないゼミの選び方

大学のゼミについて

大学のゼミ(ゼミナールの略)は、卒業するために必要な必修教科の一つとなっていることが多いものです。
これは特定の教授の元で、学生たちが教授やほかの生徒と交流したり意見交換しながら専門分野について学ぶ場所です。
大学ごとに複数のゼミがラインナップされていますが、それぞれどんな内容を学ぶかについては異なりますし、人気が高いゼミは希望しても入れないケースもあります。

定員に対して希望者が多い場合には、先輩や教授と面接を行うことになります。
抽選という方法で選ばれることは、あまり多くありません。
面接においては、どんなテーマで研究をしたいのかという熱意を伝えましょう。
また、サークルなどでゼミの先輩に知り合いがいたりすると、選ばれる可能性が高くなることが多いです。

多くの場合、ゼミは週に1回の講義や授業を行います。
しかし学生は研究テーマや専門分野の研究をする中で、講義がない時間でも設定した課題の研究に取り組むことが多いです。

ゼミに入ることは、選考している学部や学科の中でも、さらに専門的な分野に絞って学習や研究ができるというメリットがあります。
研究した内容を発表する際には、文章作成能力やプレゼン能力のスキルを身につけることができます。
また基本的にゼミは10人から20人程度の少人数制となっているため、その中で意見交換をする対人スキルも身につけられます。

ゼミ選びのポイント

ゼミを選ぶ際には、まずどのゼミがどんなテーマや専門分野の研究をしているのかという点を理解することから始めましょう。
大学ごとにゼミの内容を紹介する機会やイベントがあるかもしれませんが、まったくそうした機会がなく、学生自身にリサーチが任されていることもあります。
学びたい専門分野のゼミを見つけることが、ゼミ選びのポイントです。

しかしゼミは少人数制のため、希望する人が多すぎた場合には入れない可能性もあります。
その場合の備えて、入りたいゼミをいくつかリストアップしておくと良いでしょう。

複数のゼミを気に入って、どれにするべきか迷ってしまったらどのように絞れば良いのでしょうか?
選び方はいくつかありますが、まずはゼミの雰囲気をチェックすると良いでしょう。
ゼミごとに雰囲気は大きく異なり、飲み会や合宿などが多いゼミがあったり、生徒同士の仲が良いゼミなどもあります。
ゼミ生になれば自分もそのメンバーの一人となるわけですから、具体的に自分がそこにいる様子をシミュレーションしやすいゼミを選ぶのがおすすめです。

ゼミの研究実績を比較するという方法もあります。
興味のある専門分野においてどんな研究でどんな実績を上げているのかを知れば、モチベーションのアップにもつながります。
また教授の評判が良いゼミを選ぶことで研究しやすさが変わりますし、教授とのコミュニケーションの取りやすさなども変わります。