闇バイトってなに?
最近、テレビやSNSで取り上げられることが多いのが「闇バイト」です。
闇バイトとは、短期間で高収入を稼げるとうたわれつつ、その実犯罪行為をさせられるバイトのことを言います。
闇バイトをしていたことが警察に知られれば、刑罰を受けることになる場合もあります。
内容によっては、詐欺の片棒であり人の財産を不当に奪う犯罪行為でもあるからです。
自分の将来に暗い影を落とすことになりかねないので、闇バイトには手を出さないのがが賢明です。
大学生に紹介されやすい闇バイトの種類
闇バイトは多くの種類がありますが、中でも大学生に特に紹介されやすい闇バイトが2つあります。
まず一つ目が、オレオレ詐欺に加担するバイトです。
かけ子、受け子、出し子と呼ばれていて、それぞれ行うことが異なります。
かけ子はお年寄りなどに連絡をかけ、子どもや孫の名を騙ったり装ったりして、金銭の要求をします。
かけ子の電話によって騙したお年寄りの居宅を訪問し、金銭を受け取るのが受け子です。
出し子は騙した人から暗唱番号を聞き出したキャッシュカードや通帳など預かり、ATMでお金をおろします。
呼びかたやおこなっていることは異なりますが、全てオレオレ詐欺に加担しています。
次に運び屋で、これは主に違法な薬物を海外に運ぶバイトです。
鞄の中に隠し入れたり体内に取り込んだりして、工夫を凝らして海外に持ち出すことが要求されます。
高額のものを持ち運びするため、完了したときのバイト代は高額なものばかりです。
しかし、所持品検査をする税関の取り締まりは厳しく、よほど運がない限り逮捕されます。
知らない間に巻き込まれないために、闇バイトで使われやすいキーワードを知っておこう
闇バイトは、SNS上で詳細に書かれていることはありません。
しかし、大学生の目を引くようなキーワードが散見されるような応募文を掲載しています。
注意すべき言葉があるので、頭の片隅においておいてください。
まず、「一日の報酬5万円~」というものです。
日本のアルバイト・パートの平均時給は2022年の時点で1175円で、1日に10時間働いてやっと1万円を超えるくらいが平均値です。
にもかかわらず、一日5万円以上稼げるとうたっているバイトはかなり怪しいと言えるでしょう。
次に、「お金に困っている」という言葉です。
闇バイトは、お金がすぐに欲しいという人が検索しやすいような言葉を募集文に掲載します。
多少の犯罪に手を染めてでも、今すぐにお金が欲しいという人が集まってきやすくするのです。
闇バイトをした結果、懲役刑に処されたり、多額の罰金を科されたりしてしまい、大学入学時には思いもよらなかったことになった大学生は少なくありません。
気付かないうちに闇バイトに手を染めていた、なんてことにならないために、バイト選びは慎重にしましょう。